鍼の説明
鍼はガス滅菌された毎回新しい鍼を使用。
その日に使った鍼は毎回捨てます。(1回使い捨て用)
0.16mm(1番鍼)、0.18mm(2番鍼)、0.20mm(3番鍼)
≪番数が増えると0.02mmづつ太くなります。≫
体に刺さない鍼(ていしん)
刺さない(体表からの刺激)鍼も大変効果があります。
大人にももちろん使いますが、小児鍼としても使います。
衛生面に最大限の注意をはらっています。
その他の器具についてはオートクレーブ(高圧蒸気滅菌機)を使って滅菌しております。
〈厚生省・WHOが正式に指示している消毒法です〉 ご安心下さい。
灸の説明
知熱灸と糸状灸/親指の上の糸状灸艾(知熱灸と糸状灸)糸状灸を指に載せた写真
知熱灸(左):心地よい温灸で、熱く感じたら「はい」といって頂くとすぐに取り除きます。
糸状灸(右):糸状にもぐさを細く捻り、痛みや冷えの部位に施術します。少しチクッとします。
もぐさはヨモギの葉の裏側の白色の綿毛(=毛茸:もうじょう)からできています。 精油成分『シネオール(Cineole)』を多く含み、燃焼により特有の芳香を放ちます。 ≪シネオール≫(ウィキペディアより) こころよい芳香と味を持つことから、食品添加物・香料・化粧品に利用される。口中清涼剤やせき止めにも配合される。炎症や痛みを和らげる作用があるとされる。また、白血病細胞を殺す作用を持つ、あるいは副鼻腔炎の治療に効果があると報告されています。 |
びわ葉温圧灸の治療
方法 生のびわの葉を体の表面にあて、重ねた布をその上に置き、燃えにくい紙をその上にひき、その上から棒状の艾を押し当てるものです。大変心地よい温灸です。
熱源 もぐさを竹筒に詰めたものを基本的「びわ葉温圧灸コース」では使用しますが、熱源が安定したものがいい場合は『温圧療器』という陶器を電熱で発熱させた器具を使用する場合もあります。ご希望もお聞きします。
効用 びわ葉や種に含まれるアミグダリンが癌細胞へ有効との研究が発表されています。
※大きな癌が消えるというようなものではありませんが、鎮痛効果が期待できます。
当院では健康管理としても有効と考えています。
歴史 びわの木や葉を利用した治療はインドで仏教医学として発展し3,000年の歴史を持ちます。日本では奈良時代(700年代)に仏教と共に伝えられ、多くの病人を救いました。インドでは枇杷の木を『大薬王樹』、葉を『無憂扇』と呼ばれています。
枡温灸
お腹や腰の冷えを伴う不調を整えるのに使います。中にもぐさを入れやんわり暖めます。気持ちのよいお灸です。
(ふたを開けたところ)
治療着
治療を受けて頂く際の治療着についてはこちらで用意していますので、服装は気にせずにお越し下さい。
女性の方にも安心感が良いと言われています。
背中がマジックテープで開閉でき、首や肩の治療がしやすくなっています。