顔面神経麻痺に低周波治療はやめたほうがい良いということが言われて暫く経ちますが、私は細胞の治癒の促進をすると言われている微弱電流《マイクロカレント療法》には治癒の可能性があるのではないかと考えています。

一般的な筋肉を動かす低周波治療器の電流量よりはるかに小さいのです。

マイクロカレントの場合、mA(ミリアンペア)の1000分の1のμA(マイクロアンペア)の電流は細胞壁で細胞内からナトリウムイオン、細胞外からカリウムイオンの交換をしています。その過程で生じる電気量を与えてやることで細胞を修復を促進するといわれています。スポーツ選手などの筋疲労には多く使われています。体には、ほぼ刺激を感じません。

マイクロカレント療法による顔面神経麻痺の改善を具体的に記載しているものはほとんどありませんが、患者さんに説明し、希望される方にのみ、取り入れています。

当院では伊藤超短波(株)の『トリオ300」を利用。
《出力:40μA、周波数:0.3㎐、パルス幅:100msec、時間:約10分~20分》